顕微鏡撮影について 〜その5〜

以前タイムラプス撮影をすると顕微鏡を覗いているだけでは見えない現象が見えてくる!ということを書きましたが、インターバルの違いで何が見えてくるのか。実際に見てみましょう。

これは血管の流れをリアルタイムで見た映像です。

赤血球はすごい速さで流れているので見えません。が、血管壁に接着して転がっている白血球を観察できます。

次の映像は2秒に1フレームのタイムラプス撮影をした血流です。
45分間の現象を45秒に縮めて見ていることになります。

上記の映像で血管壁を転がっていた白血球ですが、この映像では止まっている白血球も見られます。くっついたまま小さくなってやがて消えてしまいます。いたるところで白血球が消えていく現象をみることができます。これらの白血球はどこに行ってしまったのか?

顕微鏡の倍率を下げて広い視野を見てみます。
この映像は10秒に1フレームのタイムラプス撮影で、およそ3時間40分間の現象を44秒に縮めた映像です。

実は血管内にいた白血球は血管壁を通り抜けて血管の外に出ていました。目的の場所まで泳いで?這って?行き、やがて集積していきます。これは体内の異物を白血球が感知し、その処理を行う免疫反応で白血球の遊走という現象です。

このようにタイムラプス撮影することで長時間の間に起こっているいろんな現象を短い時間でわかりやすく見ることができるんです。
こうした撮影にはまず観察して何が起こっているのか知ることが大事です。逆にタイムラプス撮影をすることで発見する現象もあります。
思いもよらない現象を捉えたりするとミクロの世界の奥深さを改めて実感します。顕微鏡撮影の醍醐味です。

by 青嵐

2013年04月22日 20:43

音をみる

サーモスです。好きな言葉は"Sense of Wonder"。
不思議だなぁと思う心。試してみたくなる好奇心。いつも新しい経験を。

TLVには顕微鏡がズラリ。
顕微鏡は、空間分解能を上げる道具です。
もうひとつ、時間分解能を上げる道具もあります。それがHighSpeedカメラ。
時間と空間の両方を拡大すると見えてくるWonderを探してみました。

earphone.JPG
これは、ごく普通のイヤホン。
表のカバーを外してみると、薄い透明な膜が見えます。

さっそく手持ちのiPodにつないでみました。
「音が出る」ということは、空気が波立つ、ということ。
イヤホンはどうやって波を起こすのか、顕微鏡にハイスピードカメラをセットして、撮影してみます。

音源はベートーベンの「運命」。ジャ、ジャ、ジャ、ジャ~ンの部分です。
中央のリングが激しく上下に振動して、透明な膜がゆさぶられているのが見えます。
これが空気を波立たせて、音を生み出しています。
たった1枚の小さな薄い膜がオーケストラの音を響かせるなんて、不思議な道具。

さて、音には高い音と低い音があります。
これを、周波数が高い(低い)という言い方をします。
周波数はHz(ヘルツ)という単位をつかって、1秒間の振動回数を表します。
たとえば、1kHzの音は、1秒間に1000回の振動です。
1kHz音は最も基準となる音で、テレビで聞くことも多い、いわゆる「ピー音」です。

基準の音が1kHz程度なら、1秒間に1000コマ以上撮影できるHighSpeedカメラを使えば、音の違いまで見比べられそう。
たとえば、男性の低い声と、女性の高い声では、イヤホンの動きが違うのでは?
やってみました。

上段は、マライア・キャリーのemotionsから、高音で歌い上げるところを。
下段は、ダントツ低音ボイス、福山雅治のSquallから、冒頭歌い出しを。

やってみると面白いこと、まだまだ沢山ありそうです。

2013年04月15日 13:07

花見

TLVのある朝霞には黒目川という川があります。
この川沿いには桜が植えられていて、ちょっとした花見の名所となっています。
屋台も出てます。
DSC_0016_1.jpg

桜の隣は畑になっていて、菜の花が満開です。
DSC_0014_1.jpg
桜のピンクと菜の花の黄色がきれいです。
曇り空なのが残念。。。
先週寒かったお陰で、今年は1週間以上桜の見頃が続きました。

朝霞にはまだまだ畑や自然が残っていてなかなか良いところです。
その一方で、朝霞は東上線と副都心線、東急東横線が乗り入れをしているので、朝霞から横浜元町中華街まで電車1本で行けてしまう場所なのです。
有楽町線ともつながっていて、交通はなかなか便利です。
来年の花見は是非黒目川へ!

by とんとん

2013年04月02日 11:28