学会にて

11月5日から
第60回日本化学療法学会西日本支部総会
第55回日本感染症学会中日本地方会学術集会
第82回日本感染症学会西日本地方会学術集会
の共催学会が行われました。


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メイン会場のスクリーン。
よく見えません。。。

この学会のシンポジウムの1つで「目で見る・・・」と題して顕微鏡映像で感染症の病態や薬の作用を解説する会が開かれました。
そして、なんとこの映像には我々TLVの映像が使われたのです。


内容はおおまかに抗菌薬の抗菌力以外の作用について。

例えば肺炎球菌。

(実際に使われた映像ではありません。)


これは肺炎球菌が増殖する様子をタイムラプス撮影した動画です。
肺炎球菌は毒素を産生して宿主の組織を傷害しますが、抗菌薬がこの毒素の産生を抑えるというもの。


次にインフルエンザ菌。

(実際に使われた映像ではありません。)


この動画はインフルエンザ菌の増殖をタイムラプス撮影した映像です。
肺炎球菌と比べると小さいですね。
インフルエンザ菌はバイオフィルムという殻のようなものを作って免疫や抗菌薬から身を守っています。
抗菌薬はこのバイオフィルムの形成を抑えるというもの。


そして炎症。

(実際に使われた映像ではありません。)


これは好中球が組織に遊走する様子をタイムラプス撮影した映像です。
小さいつぶつぶが組織に遊走した好中球です。左右の血管の回りが赤くなっているところは、好中球の遊走によって出血した部分です。
感染が起こると免疫系によって感染局所に好中球が誘導されます。好中球は血管の中から組織へと遊走し、感染を抑えようとしますが、その過程で自分自身の体を傷つけてしまうことがあります。
このような過剰な免疫反応を抗菌薬が抑えるというもの。


シンポジウムではこうしたTLVの顕微鏡映像がたくさん使われ、著名な先生にご解説頂きました。
聴講された方にも新鮮でインパクトのある会になったのではないかと思います。
開催に関わられた皆様、ありがとうございました。

またこのような会が開かれることを願って、
日々、一目瞭然の映像を撮影していきます。

2012年11月08日 19:47