さきごろTLVでは、「錯視」でひと盛り上がり。 目の錯覚で不思議な模様や色が見えたりする、アレです。
お中元に頂いた美味しい高級ビールを堪能しながら、前回も紹介した「講談社の動く図鑑MOVE人体のふしぎ」付属のDVDを皆で見ていたら、その中に錯視ムービーがありました。 クルクル回る人のシルエットが、どっちに回って見える?というものです。
YouTubeで同じ動画を見つけたので、紹介しておきます。
これをみて、まずは全員「反時計」と言いました。
しばらくすると、「あっ、時計回りになった」と言い出す人が現れました。 そのうち「俺も時計回りになった」という声が、ちらほら。
さっさと「反時計」から抜けた人たちは、 「ちょっと視線外すと良いっすよ」 「じーっと見てると来ますよ」 なんて余裕の態度。
一方、いくら見ても反時計にしか見えない人たちは、全く抜け出せそうにない。 ついには、DVDを止めてネットの動画をエンドレスで流しはじめる始末。
そろそろダメかな、と諦めかけた、その時、 「あ!!!見えた!!」 ラスト2人が奇跡の同着ゴールを果たしたのでした。
ダンサースピン、という有名な動画だそうですね。 とても不思議な映像ですが、なにより不思議なのは「最初みんな反時計に見えた」こと。 なぜでしょう。回っているものは反時計、という固定観念でも刷り込まれているのでしょうか。 …南半球の人は逆だったりして?
顕微鏡を見ているときにも、無いものが見えたりします。 雲が細胞に見える。 細胞の核仁が、ほほえんでいるように見える。 冬の梢はカビの菌糸。 水たまりの形が細菌に。 コンクリートのクラックはマイコプラズマに。
こうなると錯覚ではなくて、「焼き付き」です。 「顕微鏡を見るときは、目に力を入れず遠くを見るように」なんて昔学校で教わった気もしますが、とんでもない。 目をこらして撮影ポイントをさがし、ピントを追い込みます。 寝不足のときは視覚が混乱して酔うことも。 とっても目を酷使する仕事です。
サーモス