葉緑体と光合成
2012.10.29

そろそろ紅葉の季節が近づいてきました。 葉っぱはどうやって色づくのかというと、葉緑体の中の緑の色素クロロフィルが減って、 入れ替わりに葉に蓄積した糖から他の色(赤や黄色)の色素が作られるため。

ということで、葉緑体を観察。 葉っぱをうす~く切って、顕微鏡で見ると、楕円の緑のつぶつぶが見えます。 これが葉緑体。

(ちなみに、これは常緑樹の葉っぱなので、紅葉しません。)

この葉緑体で光合成が行なわれています。 小さな粒の中に、人には作れないすごい仕組みが詰まっているんだなあと思うと、じーん。。。

そう、人には作れない。 技術は進歩しているのに、植物並みに太陽光を利用するシステムがなかなか出来ないのはなぜだろう。 と思っていたら、昨年、岡山大学の研究で光合成の酸素発生反応の核となる酵素の構造が解明されたと発表されました。

200年謎だったそう。 光合成は小学校でも習うくらいだから、すっかり解明されているのかと思ったら、意外な事にまだまだ謎が多かった。   この解明が太陽光から効率的にクリーンなエネルギーを取り出すことに繋がるよう研究が進められています。 期待大。

 

by まねきねこ