「Daptomycinのメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する殺菌作用―顕微鏡画像による形態的検討」 臨床と微生物 Vol.40 NO.1 2013年1月(近代出版) 環状ポリペプチド系抗菌薬のDaptomycinは細菌の細胞膜に作用して、膜電位を消失させることで殺菌するという、従来の抗菌薬には無い新しい作用機序を持っています。この論文では対数増殖期と静止期のMRSAに対するDaptomycinの抗菌作用を検討しています。
(上写真はLIVE/DEAD染色によるMRSAの生菌と死菌の識別。生菌は緑色蛍光、死菌は赤色蛍光で標識される。)